環境の未来のために、
新たなソリューションを
Aileとは
「エール」は、当社が開発した太陽光発電一体型ソーラーカーポートシステムです。"Aile"とは、フランス語で「翼」を意味します。
一列の支柱と構造材でカーポートの屋根材となる太陽電池モジュールを「翼」のように支える独自の形状から命名しました。
Aile「エール」シリーズは、両面発電太陽電池モジュールを搭載するとともに、
パネル下を駐車スペースとして利用することから、建築基準法の建築確認申請に適合した設計を行っています。
両面発電太陽電池モジュール
両面発電太陽電池モジュール採用により、表面だけでなく裏面にあたった光(地表からの反射光など)も電力に変換するので、片面だけで発電する通常モジュールより、発電量をアップさせることができます。
独自設計1列支柱構造の
カーポート本体
たった1列の支柱で太陽電池モジュールを支える独自の構造によりカーポートとしての機能性、施工性、さらに建設費の経済性も大きく向上しました。
この独自構造により、斜め駐車マスなど様々な配置に対応。既存車線の継続利用も可能です。
Aileの4つの特長
「1本柱」の設計は施工面から利用面まで様々なメリットがあります。
豊富な設計バリエーションがあり、数台から数千台の駐車場まで対応いたします。
施工がしやすく、
建設コストも抑えられる
Aileは、片持ち・両持ち共通で一列に配置した支柱をキャストイン工法で施工。
従来品の前後2列支柱タイプ、後方2列支柱タイプと比較して、施工性が向上し、アスファルトの掘削・補修の総面積、残土処理量の減少により建設コスト低減に貢献します。
※埋設配管などがある場合はコンクリート基礎にも対応可
車の出し入れがしやすい
Aileは、一列に配置した支柱が駐車エリアの外側に立つため、車の出し入れ、ドアの開閉がしやすく、接触事故の抑制が可能です。
既存車線が利用できる
従来品の2列配置の支柱は太陽電池モジュールのサイズに依存し、駐車エリア内に立つため、既存車線のサイズ・ピッチと合わず、駐車マスの大規模な変更の必要が生じ、建設コストの上昇につながります。
それに対し、Aileは、一列に配置した支柱が駐車エリアの外側に立つため、既存車線はほぼそのまま活用可能。車線引き直しのコストを節約できます。
斜め駐車にも対応
従来品の2列配置の支柱は駐車エリア内に立つため、斜め駐車の車線にはほとんど対応できません。
一列に配置した支柱が駐車エリアの外側に立つAileなら、斜め駐車にも対応できます。
近年サービスエリア等で導入が進む「V字駐車マス」にも対応可能。
Aileはこんな要望に
お応えします
屋根に設置が難しい、
でも太陽光発電したい。
建物の屋根に太陽光パネルを導入する際、建物の耐震性に悪影響が懸念される場合や、屋根下地の構造強度不足などが原因で、太陽光パネルの設置を断念するケースがあります。
Aileは太陽光パネルを屋根材とする前提で設計しているため、強度不足の心配はありません。
施設の駐車スペースを有効活用して太陽光発電が行えます。
すでに屋根に太陽光パネルは
載せているけれど
発電量を
もっと増やしたい
発電量を増やすには、太陽光パネルを増やさなければなりません。
しかし、太陽光パネルを建物の屋根に設置には、相当な屋根面積が必要、
かつ屋上に設置する際は室外機が多い場合や構造上の問題で太陽光パネルが設置できる枚数が限られる場合があります。
このように建物の屋根に太陽光パネルの増設ができない場合、ソーラーカーポートを導入することで全体の発電量をアップさせることが可能です。
EV充電器や蓄電システムと
連携したい
近年、地球温暖化対策として米国、ヨーロッパを中心とした環境規制が進み電気自動車の需要が急増しています。
日本においても2050年までにカーボンニュートラルの達成を目標としており、計画の中には「ZEV普及プログラム」として、2030年の電気自動車(ハイブリッド自動車(PHV)、燃料電池自動車(FCV)を含む)の普及目標を50%としています。
EVコンセントや蓄電池、急速充電器などを併設したソーラーカーポートでは、EVなど電気自動車を駐車しておきながら燃料(電力)を補給できます。
施工手順例
PROCEDURE
Aileの導入について
Aile
ソーラーカーポートは「建築物」
建築確認申請が必要です。
土地置きのソーラーパネルの架台(支持物)などの太陽光発電設備は建築物には該当しない※ため勘違いされやすいのですが、ソーラーカーポートは「建築物」として取り扱われます。 そのため、通常の建物の建設と同様、建築基準法、消防法等の法令に従い、有資格者による設計を経て、建築確認申請、工事監理が必要となります。
※太陽光発電設備(ソーラーパネルの架台)は、「メンテナンスを除いて架台下に人が立ち入らないものであって、かつ架台下の空間を(中略)作業、集会、(中略)物品の保管(中略)その他の屋内的用途に供しない」ことを条件に建築物に該当しないものとして取り扱われています。(国土交通省・国住指第4936号・平成23年3月25日)
設置できるソーラーカーポートの
規模に関係する要素
建物の割合を決める
「建ぺい率」に注意
建築基準法により、ソーラーカーポートの面積は、敷地面積に対する建築面積の割合を示す「建ぺい率」の計算に入ります。
例えば、建ぺい率が60%と指定されている場合、100平方メートルの敷地には、60平方メートルまでの建物が建築できる、という決まりです。
また、この建ぺい率は地域ごとに異なり、都市計画法等も混じりながら自治体によって定められています。自治体への確認も必要となります。
建ぺい率と
一緒に注意したい「容積率」
建ぺい率以外に気をつけなければならないのが「容積率」です。
容積率とは、敷地面積に対する建物の床面積の割合です。
建物の全てのフロア面積を足した数字で、階数が多い(高層になる)ほど数字が大きくなります。
容積率は、その土地の用途や街の性質(商業地域・住宅地域等)によって自治体が定めています。
上記の「建ぺい率」や「容積率」、その他の関係する法律に準じているかどうかを、あらかじめ申請して確認してもらう必要があります。 この手続きを「建築確認」と呼びます。建築確認は床面積10平方メートル以上の建築物を建てる際に必要となり、ソーラーカーポートの場合は柱と柱の間の面積の計算に使われます。
ソーラーカーポートは「建築物」に該当するため、「建築確認申請」が必要となります。
確認申請の際に必要な情報
建築確認の際、上記情報が必ず必要となります。お住いの自治体や敷地の形などにより必要な情報が異なるため、必ず有資格者(建築士)へご相談ください。
確認申請・設計・監理の
相談先について
規模・構造・用途が下記に該当する場合は、建築士の設計・監理がなければ建築することが出来ません。
加えて、【Aile】の設計・監理、手続きの代理を行うものは、建築士事務所の登録が必要となります。(建築士法)